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松本人志スペシャルを観るbyプロフェッショナル仕事の流儀

さて本日は松本人志2夜連続の最終日、プロフェッショナル仕事の流儀についてです。

先日放送された松本人志のコントの製作現場から、他のレギュラー番組の裏側まで松本人志という人物を半年間追い続けた非常に面白い内容でした。

では観ていきましょう。

笑いに魂を売った男

インパクトのある文字から始まった今回

まずはフジテレビの「人志松本のすべらない話」、本番開始30分前に芸人達が集まる中、自身の楽屋でメイクをする松ちゃんの姿がそして衣装に着替え20分前に大部屋へ、部屋の空気が一変する中いよいよ本番へ

職業:お笑い芸人、その松本人志の笑いの秘密を今回は観ていきます。

まずはテレビの収録現場へ向かう車の中にて、気持ちを切り替える時間という現場への移動時間。現在週5本のレギュラーのうちの1つ「ダウンタウンDX」の収録。本番30分前に楽屋入りする松ちゃん。スタッフが楽屋に入りゲストについて軽い打ち合わせ(1分)、ゲストが挨拶にやってくると丁寧な対応をするも照れ笑いする松ちゃん。そしてメイク開始

椅子に座ってジッとするのがダメなため自身でメイクをする。本番開始10分前スタジオへ、松ちゃんが一番最後に登場し浜ちゃんと対面。ゲストとは極力話をせず、ゲストとのトークは浜ちゃんに任せるスタンス、そして本番開始まで打ち合わせもせず目も合わせない。

いよいよ本番スタート、打ち合わせをしていないにも関らず軽快なトークを繰り広げる2人。相方のシワのオシャレを見てくれと浜ちゃんの衣装で笑いを作り上げ、本番ではゲストの話を真剣に聞いてそれを笑いに変える松ちゃんの姿が

笑いは、生き物

生(生放送)ではないけど生き物だと思う現場は、空気感をやっぱり大事にしますかね。お笑いは本当、生き物なのでなかなか鮮度が大事やから・・・

続いてはプロフェッショナルの技について

すべらない話の話芸の秘密、子供時代に大量のゴキブリに悩まされたことを話す松ちゃん

七並べ

七並べに似ている、最後のカードをどれにするか、最後のカードを切った時が大きな笑いでなくてはいけない。だがあえて最初に見せておいて、どの順番までカードを持っているか、トークは七並べに似ている感じがする。

ここで「ごっつええ感じ」の映像が、実業団選手権大会のコント。今田・東野の2人が戦う中審判を務める松ちゃん。まったく内容不明にも関らず観ていて笑ってしまう恐ろしいコント。「一人ごっつ」の写真で一言。だが斬新な笑いもあるが古典落語など伝統の笑いの作法(米朝さんと枝雀さんが同じ落語をしてもまったく感じが違うことを説明する松ちゃんの姿)を重視する姿も

ここで相方の浜田さんのことをどう思いますか?

すっごい、やっぱりいまだに、すっごい嫌いやったりするんですよ。たとえば金曜日は殺したろかっていうぐらい嫌いやったりするんですよ。でも土曜日にはなんかちょっとまぁまぁこれでええとこもあんのかなって思ってみたり、その繰り返しですかね。

でもね、俺思うねんけど、やっぱりおれが浜田の弔辞をするおれは逆の方がええと思うんですよ、浜田が俺の弔辞をした方がええと思うので、一日でも長くあいつが生きていた方がええと思うけどね。いろいろおれにあやまらなあかんことがいっぱいあるやろうけど、おれはないからさ。

続いては芸人松本人志ではなく製作者としての松本人志の素顔について

この日はガキの使いの打ち合わせ、本番の収録を終えた後企画会議を実施。プロデューサー、D、放送作家、レギュラー出演者が集まり打ち合わせを実施、その際に村上ショージさんのシリーズものについてショージさんではなく別のタレントで行い、そのVTRをショージさんに見せ嫉妬させようとする企画、だが企画がまとまりかけるもスケジュール調整が難しいため振りだしに、会議スタート2時間でリセット、収録は間近で企画は本日中にまとめなくてはいけない状況の中、会議が始まって4時間

過去の笑いを、捨て続ける。

そんな松ちゃんのスタンスの中で日付が変わる寸前に松ちゃんがロケバスのって車で街を流す、豆知識が100出るまで車を降りれない(先週から放送している企画)が立案され新企画の方向性が生まれました。

続いては重要な会議、それは3本目になる映画について

この映画に関しては自身が出演せず、監督として製作。その映画の主役として選ばれたのが「働くおっさん人形」に出演していたある人物。

世界で一番おもしろい奴は世界で一番面白くない奴ではないかとおいう表裏一体論がある、自分で面白いと思っていない人がメチャクチャ面白い。だから魅力を感じる。

新作映画に素人を抜擢する冒険、だが笑いを突き詰め続ける松ちゃんの姿がそこにはありました。

この日、都内の居酒屋にて放送作家の高須光聖さん。そこで松ちゃんが語ったのは、笑いがちょっと重宝されすぎている、自分達は漫才ブームの終ったころで芸人の価値が一番低い時、だから頑張れた。なにくそ根性でやれたと。

笑いの原点である子供時代には尼崎で自転車を買ってもらえない、小学校の時は自転車に乗っているていで町中を回っていたという悲しい思い出を語っていました。

笑いの裏には、悲しみがある

この日はそのまま4時間話がすすみ、終わりかけに松ちゃんが「ただの芸術家になってしまったらあかんと思う、芸術家と芸人は違う。でもなんかこうひざまづきたくないやんか・・・」と

続いては笑いの陰の葛藤です。松ちゃんの歴史

63年兵庫県尼崎で生まれる、家は貧しく欲しいものは何も買ってもらえなかった、のちの相方とは小学校で出会い、勉強もスポーツも苦手、人見知りで友達も出来ず。だがその状況を自身の笑いの才能で一変。

高須さんが修学旅行で披露した松ちゃんの漫才がスゴかった。熊谷という院長と糸田川という院長がけんかをしたという設定の漫才。

18歳の春、浜ちゃんから誘いを受けて漫才をするためNSCへ、その後次第に頭角を現し、松ちゃんは客の表情が変わるゾクゾク感が大好きだったと

デビューして5年、夕方の帯番組にて熱狂的なファンを獲得し翌年東京へ進出し1本の番組がスタート「ダウンタウンのごっつええ感じ」

この時にスタッフと笑いのすべてを、やり尽くすと心に決めたという松ちゃん。

収録が深夜までかかっても翌朝まで企画会議をしていた当時、だが新しい笑いを作る中で松ちゃんが作ったのが「キャシィ塚本」や「トカゲのおっさん」だが視聴者の多くが求める笑いと乖離していく、その時松本の笑いは、難しいという声が囁かれ始める。

結果7年、1300本のコントを残した番組はそして終止符へ、そしてコントから遠ざかった松ちゃん。自分の目指す笑いとファンの求める笑いの間で格闘を続ける松ちゃん、バラエティー、映画など精力的に活動する中コントへの思いが薄れていく松ちゃん

居酒屋にて「こないだ「アバター」を観に行って途中からねもうほかのとこへ行っちゃうんですよ、これがもう僕も本当に困るんですけど、途中からもう観てるんですけどコント作りに入っちゃう。実は観てない。いやまあかんがえてまうんですよね。コントはね。」

あくる日の東京、新宿、NHKとコントを作ることになった松ちゃん。4月22日第一回企画会議、コントは9年ぶりということで打ち合わせスタート、そこには倉本さんや高須さんなど信頼する放送作家が、そこで松ちゃんが語ったのは「ごっつええ感じ」みたいではないモノ、徳の高いことがしたい。徳の高いコントをしてみたい。ふたを開けたらものすごく下品だけど。そこで具体的な案として異星の可愛らしいものと出会って・・・と顔合わせだけにも関らずコントの案を語りだす松ちゃん。ホワイトボードには松ちゃんのアイデアで埋められる中、松ちゃんが通販で(これが放送されたダイナミックアドベンチャーポータブル)

そして会議では6本のコントを語り決意として、基本僕一人でサポートメンバー的に誰かここはこんな人入ってほしい。基本は僕一人

2週間後の5月6日、二回目の企画会議にて前回の会議で浮かんだ6本のコントを再検討。そして2回目の会議で新たなアイデア間の悪い死に方を笑いに変えるという内容。だが話が進むにつれ厳しい顔になりアイデアが浮かばなくなり、その後はコントを語り捨てるの繰り返し。会議が始まって3時間コントの内容をつめる作業「組み立てる男」のコントの肉付け、ここで「ダイナミックアリゲーター」という「アリゲーターパジャマ」などアイデアが浮かびすぎて一旦整理

自分のコントを見返して面白いなと思うのはグロテスクなものとかハードな下ネタ、バイオレンス的な感じじゃないものが面白いと改めて感じた。時代を超えて残っていくものを作ろうという意識もある。

5月20日の三回目の企画会議にて「組み立てる男」について話を進める松ちゃん。笑いのポイントを整理するとDVDはつけてホリ混むもVTRは映さないで音声ガイドのみで機械を組み立てるという方向へ、機械のイメージをイラストに起こし、企画の値段やタイトル、コントの時間が決まりいよいよオチの話へ、電話して終るかホントにいいものだったという2つの案を考え

企画会議は25時間、コントを15本考えた松ちゃんその中から6本に絞りいよいよスタートすると思いきや思いも寄らぬことが、それは松ちゃんの入院。そして収録は復帰後に

9月13日、NHK入りする松ちゃん。そしてダイナミックアドベンチャーポータブルの収録へ、セットを確認し機械の動きを確認する松ちゃん。だが羽根の動きとボールの動きや台本の手直しを本番収録まで打ち合わせ。台本には音声ガイダンスのセリフのみで松ちゃんのセリフはアドリブ、そして最後のオチは企画会議ででた電話を掛けるかええわ~の2つのオチが

本番開始前不安になる松ちゃん、衣装に着替えいよいよ本番へ、台本どおりに進むコント、いよいよ最後の2択、オチはどっちにするのか?最終的に選んだのは電話でした。

コントについて「しいて言えば少しだけ後悔しているとすればアゴがいたいって言った後、後ろの布団に寝ても良かったかなぁ最後って、ちょっと思っているぐらいです。」

最後にプロフェッショナルとは?

素人に圧倒的な差を見せつけること。

という感じで終った今回ですが非常に見応えのある番組でした。松本人志のモノ作りに向かう姿は滅多に観れることではないので貴重な映像になったのではないでしょうか

そもそもNHKで2夜連続、松ちゃんを観れること事態、今後ない可能性がありますからね。

そして今回の放送で気になる点が1つ、それは3本目の映画の打ち合わせのシーン。そして出演者にはあの男が!まさかの野見さん

まあそこは今後色々発表されると思うので非常に楽しみですが、やっぱり今回一番興味深かったのは「ガキの使い」の企画会議と「松本人志のコント」の企画会議、これはホント貴重な映像だと思います。ガキの使いはスタッフが人気があったシリーズをやろうと考えてもそれに首をふらない松ちゃん、だが最終的には松ちゃんが案を出すという過程や松本人志のコントではあふれ出るアイデアに収集がつかなくなる姿など

あれだけアイデアが溢れるのであったらコント番組をまた初めて欲しいと思いましたね。やっぱり松本人志ここにありというシーンだったと思います。15本コントが浮かび6本に絞りこんだためボツコントもみたいという思いはあります。NHKがDVD化してくれるのであればボツコントも収録してDVDに加えて欲しいなという思いもあります。

なんか非常に素晴らしいものを観れた気がします今回は、松本人志を尊敬しているからそう思ったのか、お笑い芸人としての松ちゃんの姿勢を改めてみることが出来たからなのか、なんか判りませんが色々自分の中で思いがありすぎてかけない感じです。

お笑い芸人松本人志の魅力が詰まった今回の放送最高でした。

終わり!

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